恋する遺伝子HLAで運命の人を発見・恋愛コラム| コイスルカラダ

From：田中莉央

理想のタイプについて聞いてみると

・とにかく優しい
・自分より背が高い
・容姿が自分好み
・お洒落
・会話が面白い
・お金もちだったらいいなー

などなど…人によりますが、数えきれないほど上がってきますよね(笑)

でも、理想はあくまで理想。
実際に付き合った相手が好みのタイプと完全に一致してる！！なんて人は少ないかと思います。

男女間には理想のタイプも何もかも関係なく超えてしまうほど、目に見えない相性があることに気付いている方もいるのでは…？！

条件的にいまひとつの相手でも、何故かどうしても惹かれあってしまう。
そんな2人は遺伝子レベルで結ばれているのかも！！？

恋愛遺伝子とも言われているHLA。
これによって恋愛の満足度も大きく変わってきます。

HLA遺伝子とは、白血球の血液型のようなもの。
とはいっても血液型とは異なって、数千種類の型があると言われています。

この数千種類の型の中から巡り合えたならまさに運命の人ですよね！！

HLAの遺伝情報は6番目の染色体にあり、この6番染色体を父親から1本、母親から1本受け継ぐことでHLAの型が決定しています。

自分の遺伝子を未来に残すためにより優れたパートナーを求めているのだとか。
HLA遺伝子の型が違うほど、より強くて丈夫な子孫を残せるためです。

この組み込まれた情報を判別して無意識のうちに相手を判別していきます。
遺伝子の情報を嗅ぎ分けているために理想のタイプとかけ離れた相手でも妙に惹かれるということになるのです！

すっごい美人で理想の高い友達が選んだのは冴えない男だったり、イケメンで周りにも評判な男性が選んだのはすごく年上の女性で驚いてしまったり。
すっごく失礼だけど、傍から見て「なんであの人？」っていうカップル同士もいますよね。

生物として無意識に選んでしまう本能が、実は相性ピッタリな相手になってしまうから起こる現象なのかもしれません。

二人の相性は生まれた瞬間から遺伝子レベルで決定しています。
そのため、自分の体毛が薄いから体毛の濃い男性に惹かれたり、ぱっちり二重まぶただから、切れ長の一重が好き♡
…といったように、ないものねだりをするような単純なものではないのです。

実はこれ、ものすごーく簡単に知ることができます！
どうやって知るかというと「匂い」で知ることができます。

HLAタイプの異なる人間の「匂い」に魅力を感じるよう、人間が進化していったため。
簡単に言えばフェロモンってやつです！

汗ばんだ彼の匂いを嗅いでも全く不快に思わない…
むしろ、もっと嗅ぎたくなってしてしまう。

HLA遺伝子の作用によって自分とは遠い遺伝子を嗅ぐとイイ匂いと感じ、一目惚れや、興奮、ドキドキするようになります。

つまり好きな体臭の相手は、遺伝子レベルで相性の良い人ということになります。

そんな相手とはセックスのときにも感じやすくカラダの相性も抜群！！なんて研究結果もあるんですよ。

顔も性格も大好き！だけどなぜかしっくりこないのは、HLA遺伝子が近いため匂いで本能的に避けている証拠にもなります。

しかも…
男性よりも女性のほうが、この遺伝子を嗅ぎ分ける能力が高いのです。
女性の勘というのもあながち間違いではないのかも！

HLA遺伝子は、個々の遺伝子情報がかけ離れているほど良い匂いに感じるということは、説明しました。
では、自分の遺伝子と近い「家族」の匂いはどうでしょうか？

母親の匂いをかいで不快に思う人は、あまり居ないでしょう。
異性に感じるような高揚感、ドキドキ、セクシーさはなくとも、子供のころに嗅いだようなどこか懐かしい香りがすると思います。

遺伝子が近い家族の匂いは、包み込まれているような安心感が得られます。
家族といると落ち着く、実家に帰ると安心するというのは、HLA遺伝子の匂いを嗅いだ結果なのかもしれません。

思春期になって父親に対して「臭い！！！」って思ってしまったり「洗濯を一緒にしないでほしい」なんて思ってしまった人はいませんか？
この現象にもHLA遺伝子の影響が表れています。

生物学的に考えれば、女としての本能で近い遺伝子の肉親（異性）に嫌悪感が出てしまったということです。

子孫繁栄のために、自分と近い遺伝子には惹かれない。

この性質に基づいて、ある程度の年齢に入ると嫌悪感を示してしまうのは体の防衛反応ともいえるでしょう。

表には出さずとも、父親と接するときになんとなく違和感を感じた方もいるのでは…？

この現象は、一定期間で収まるようなので全国のお父様がた、落ち込まないでくださいね！！

また、何とも思っていなかった人に対して話したこともないのに何となく好きという感情を抱くことってありませんか？
逆に、ただ一緒に仕事してるだけなのにあまり好きじゃない・嫌悪感を示してしまう（生理的に受け付けない）などなど。

こういった感情も無意識のうちに遺伝子が判別しているようです。

さてさて、付き合うにあたって大事なのは性格とか価値観とかもいろいろあると思います。

田中が彼と付き合った理由はむこうの一目惚れがきっかけでしたが、初めてデートをしたときに「甘くてすっごいイイ匂いがした」と言っていました。
彼からもものすご～くイイ匂いがしていたので、多分遺伝子が遠いのかな～？って思ってます。

本能的に感じるものって凄いですよね。

今付き合ってる相手と本当に相性がいいのかな？なんて人はクンクン嗅いでみてください(笑)

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