乱交に近親相姦!古代ギリシャのセックスライフとは

From:DENNY喜多川

 

古代ギリシャ人は“人生の意味”を知っていた!と言うと、驚かれる方も多いであろう。

 

性的快楽を追求した
古代ギリシャ文明のセックスライフ

 

古代ギリシャにおいて人生とは、「幸福を追求するためにあるもの」であった。

そして、その幸福とは、多くの場合、(セックスを中心とした)性的快楽を意味していた。

古代ギリシャにおいて、労働は奴隷の仕事でだったが、市民は働くことなく、日夜、幸福を追求していたのである。

 

神聖な娼婦「ヘタイライ」

 

古代ギリシア人は、人間には永遠の愛とつかの間の情欲の両方が必要だと考えていた。

だから彼らにとって、神聖な結婚を維持することと、たまにほかの女に手を出すことは、まったく矛盾しなかった。

残念ながら、このルールは男性のみに適用され、結婚した女性が夫のほかに性を楽しむことは、原則として許されなかった。

このことからわかるように、男性にも人妻に手を出すことは許されなかったから、売春が発展したのである。

娼婦は二つの階級に分かれていて、娼館に所属する普通の娼婦と、神殿に所属する“ヘタイライ”とがいた。

娼婦は(悲しくも多くの文化でそうであるように)軽蔑されていたが、ヘタイライはそうではなかった。

彼女らは教養も高く、一種の神聖な存在とされていたのである。

 

ヘタイライは“神殿売春”に従事した。

たとえば、愛の女神であるアフロディテの神殿の中には、千人以上のヘタイライを抱えているところもあったという。

このヘタイライを目当てに、参詣に訪れる男たちは後を絶たず、神殿は隆盛を誇った。

また、ヘタイライは神殿で行われる祭祀の主役でもあった。

愛の女神・アフロディテに捧げる祭祀で何をするのかと言えば、当然、乱交である。

 

乱交を求める神デュオニソス

 

乱交を求める神は、アフロディテだけではなかった。

デュオニソスは酒と詩の神であるが、この祭儀もやはり乱交である。

デュオニソス祭は国家的な祭儀であり、女たちは夜、ヤギの皮でできた扮装でコスプレをし、楽器を持って髪を振り乱しながら、山に登って酒を飲む。

すると、女たちはトランス(あるいはヒステリー)状態に陥るのである。

 

古代ギリシャ人は、この状態を「テオレプシー」と呼び、神が乗り移ったと考えた。

これは宗教的法悦であり、人格の向上にすら結びつくとされていたのである。

これほどまでに乱交を讃える文化があるだろうか!

 

近親姦の祭儀が行われた?
エレウシス

 

エレウシスという小都市では、豊穣の女神であるデーメーテルの祭儀が執り行われた。

デーメーテルは、娘ペルセポネーを黄泉の神・ハデスに奪われ、嘆きながら地上をさすらった女神。

彼女が娘を思って悲嘆に暮れている間(つまり冬)、地上に実りは訪れないのである。

地上に新たな実り(つまり春)をもたらすためのこの祭儀は、もちろん乱交を伴ったが、デーメーテルの祭儀では、近親姦が行われていたとも言われている。

 

裸体こそ最高の美!

 

また、古代ギリシャ人は、“裸体こそが人間の一番美しい姿”だと考えており、何かにつけて全裸になり、また、全裸の芸術を残した。

特に、オリンピック競技においては、選手も観客も、全員が全裸になることが求められた。

男性には残念だが、女性は入場禁止である。

 

古代ギリシャ文明を彩る
多様なセックス

 

古代ギリシャ人は、同性愛にも寛容であった。いやむしろ、推奨していた。

年上の男性とのセクシュアルな繋がりは、古代ギリシャ市民なら誰もが経験すべき通過儀礼とされていた。

古代ギリシャの男性は、誰もがバイセクシュアルだったのである。

 

ちなみに、「レズビアン」の語源となる、レスボス島の女子校を作った女性詩人・サッフォーも古代ギリシャの人。

そのため、古代ギリシャにはすでにあらゆるセックスの形態が出そろっていたと言える。獣姦もあったし。

ただ、古代ギリシャ人の二つの哲学は「幸福を追求すること」と「バランスを取ること」。

肉体や精神の健康を損なうような快楽の追求は、間違ったものとされていた。

我々も古代ギリシャ人を見習って、バランスを取りながら、“幸福”を追求していこう。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

DENNY喜多川

iOSアプリ「セックスの日本史」著者。「歴史は夜作られる」すなわち、セックスこそが歴史を作ってきた、との信念に基づき、研究を続ける歴史研究者。「知っているか?人間のペニスにカリがあるのは、他のオスの精子を掻き出すためだ!」