セックスさせない去勢の歴史!一生抱けない男たちの人生に涙

From:DENNY喜多川

「勃たなくなる」EDは、セックスができなくなる全男性の恐怖。
ましてやペニス(あるいは睾丸も)を切除してしまう去勢となると、全男性にとって”タマヒュン”以外の何物でもない。

しかし、歴史上には自ら望んで、あるいは強制されて、去勢しセックスができない男性の集団が多数存在する。

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古代バビロンの女王の独占欲

記録に残る歴史最古の去勢は、古代バビロンの女王、セミラミスにはじまる。

彼女は兵士の中から美しい男性を選んでベッドを共にする習慣があったが、セックスをした後、その男性のペニスを去勢してしまうことにしていた。

その男性が二度と他の女性とセックス出来ないようにという、凄まじい独占欲からだった・・・。

 

中国で発展した宦官制度

制度としての去勢は、古代中国の宦官にはじまると言われている。
宦官とは、後宮(皇帝のハーレム)に仕えるために去勢した役人たちのことである。

産まれる子供の父親を確実に皇帝自身にするために、後宮に仕える男性役人たちに、セックスをさせることなどあってはならなかったのだ。

宮刑という刑罰で宦官にされた人々もいたが、宦官のほとんどは自ら去勢した男性である。
身分制度のあった古代中国では、低い身分の男性が出世する、唯一にして最短の方法が宦官になることだったのである。

中国ではペニスだけでなく、睾丸も含めた全てを切除していたが、医学が発達していたので、成功率は高かった。
切り取られた陰部は防腐処置を施して保存し、何かの時には宦官であるという証明のため、提示しなくてはならなかった。

また、古代中国では、死者は来世のため、五体満足で埋葬される必要があり、陰部も一緒に埋葬されたが、紛失などしている場合もあり、他の宦官の陰部を高額で買い取ることがあったとも言う。

古代中国の歴史書『史記』の著者である司馬遷も宦官であったが、彼の場合は罪を得て宮刑を受けた。
宮刑は死罪以上の恥辱であったが、命を惜しんで自害しなかったのではなく、歴史を記録するという使命のために、甘んじて刑に服したのである。

ちなみに去勢されると、小股でちょこちょこと前屈みに歩くようになるそうである。
また、ヒゲも生えなくなり、太りやすくなり、早く老け込むという。
ホルモンバランスの変化が原因であろう。

オスマン帝国のハーレムの宦官たち

イスラム圏では、オスマン帝国(トルコ)のハーレムに、大規模な去勢制度の歴史があった。

オスマン帝国では
・外性器を完全に切除するもの
・ペニスだけを切除するもの
・睾丸のみを破壊するもの

の三種類であり、睾丸のみを破壊する去勢を施された宦官の中には、勃起、あるいは射精までもが可能な者もいた(妊娠させる能力はない)。

最盛期のオスマン帝国のハーレムには、数百人もの女性がいたが、皇帝が一度にセックスできるのはせいぜい数人。

ほとんどの女性たちは、皇帝とのセックスを一度も受けることなく過ごすこととなる。
そこで宦官に手を出す女性たちも少なくなかったという。

ペニスを持たない(勃起しない)宦官でも、クンニリングスが巧みな者は、同じように重宝された。
もちろんバレれば二人とも処刑なので、命がけの火遊びだったのである。

ヨーロッパのカストラートたち

ヨーロッパにも去勢制度の歴史があった。
カトリック教会の少年合唱団の少年たちを、生涯声変わりせず、ソプラノのまま歌えるようにと去勢することがあり、彼らは「カストラート」と呼ばれた。

カトリック教会の合唱団は、女性の入団を認めていなかったのである。
カストラートになると生涯の生活が保証されたので希望者も多く、最盛期は毎年数千人がカストラートになった。

特に歌唱に優れた者たちはオペラ歌手などとして、富と名声を欲しいままにしたと言う。
カストラートになれば、その少年たちは一生セックスを経験できないカラダとされるのだ。

残念ながら、あるいは幸いにして、日本には宦官制度は取り入れられなかったので去勢はされなかった。

ハーレムに近いシステムとして大奥があったが、宦官は採用されず、男子禁制の場として、全て女性が取り仕切ったのである。

男性であるわたし(DENNY喜多川)は当時でいえば「すぐれた決断だった」と思うが、みなさんはどうお思いだろうか。

しかし、セックスができないカラダにされるのは正直タマヒュンせざるおえない歴史だと感じる。

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ABOUTこの記事をかいた人

DENNY喜多川

iOSアプリ「セックスの日本史」著者。「歴史は夜作られる」すなわち、セックスこそが歴史を作ってきた、との信念に基づき、研究を続ける歴史研究者。「知っているか?人間のペニスにカリがあるのは、他のオスの精子を掻き出すためだ!」