男色で極楽往生!美少年を愛でる僧侶たち

From:DENNY喜多川

仏教には厳しい「不淫戒」があり、僧侶たちは女性と交わることを厳しく禁止されていた。
しかし仏典によると、仏陀の直弟子たちは、何とか「不淫戒」に抜け道がないものか、と探していたらしい。

「ペニスを布で覆ったからセーフですよね?」
「アナルに挿入したからセーフですよね?」
「膣外射精したからセーフですよね?」
「挿入したけど手では触れてないからセーフですよね?」

と、実にくだらないことで仏陀をわずらわせていたのである。
ちなみにもちろん、全部アウト。

日本仏教のウルトラ屁理屈

しかしさすがのお釈迦様も、日本仏教のひねり出した屁理屈には仰天するであろう。

「わかりました!
密教の秘法で、美少年を観音菩薩の化身にしてからアナルファックします!
これなら不淫戒は犯さないし、むしろ極楽往生できます!」

……いや、無理があり過ぎるだろう、その理屈。
この秘法を、『稚児灌頂』(ちごかんじょう)という。

『灌頂』とは頭に水を注ぐ儀式で、悟りを開くと諸仏が集まってきて智水を灌頂してくれて、それによって成仏(死ぬのではなく仏陀になる)できるという。
この『灌頂』を施された美少年は、観音菩薩の化身となるので、それと交わることによって極楽往生ができるらしい。

稚児となるのは、たいていは寺に僧侶見習いとして預けられた少年であったが、稀には人買いに買われた美少年が売られてくることもあったという。

稚児文化の世界

室町時代に描かれ、秘本として秘蔵されてきた『稚児草紙』には、僧侶と稚児が交わる物語がイラスト付きで描かれている。
内容はどれも、僧侶と稚児のボーイ・ミーツ・ボーイ。
特濃のBLである。

まあ大体、
「ある僧侶が稚児に想いを寄せており、いろいろ障害があるけれど、思いが通じて思う存分アナルセックスをする」
のが内容で、最後は
「かかるためしも有りたき事なり」(こういう理想のラヴが俺の身にも起きねえかなあ)
で締めくくられている。

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DENNY喜多川

iOSアプリ「セックスの日本史」著者。「歴史は夜作られる」すなわち、セックスこそが歴史を作ってきた、との信念に基づき、研究を続ける歴史研究者。「知っているか?人間のペニスにカリがあるのは、他のオスの精子を掻き出すためだ!」